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信州の木材で建てる家のメリット

家づくりに信州の木材を使うメリットとして、どのような点があげられるでしょうか。特徴やメリットを見ていきましょう。

信州の木材の特徴

信州の森林には、様々な種類の木が植えられ育てられています。こうした県内で生育され加工された木材は「県産材」と呼ばれており、長野県の人工林面積の約50%は「カラマツ」と呼ばれる木材が占めているほど。

地域の木材が積極的に使われることによって、CO2の排出と吸収のサイクルを生みだし、「再生可能な資源」として活用されているのです。長野県の住宅助成制度も活用できるなど、信州の木材を使った家づくりが多く推奨されています。

信州の木材の種類

ヒノキ

ヒノキは古くから建築用木材として扱われてきた歴史を持っており、文化財の修復や伝統工芸などにも利用されてきた実績を持ちます。「青森ヒバ」「秋田スギ」とならぶ日本三大美林の一つとしても数えられており、色合い・香り・木肌・木目がどれも優れているのが特徴。化粧的な建築用材として広く用いられており、耐久性の高さやダニ・カビへの抵抗力もあります。

カラマツ

樹齢80年以上の資源量は長野県が国内の45%を占めており、飴色をした綺麗な木目が特長的。中心部の赤みが特に美しく、住宅建築や杭材などに多く使われてきました。木材としての強度もあるため、無垢材のまま構造材としてフローリングやベンチなどにも多く活用されています。

サワラ

外見はヒノキによく似ていますが、木材としてはヒノキよりも柔らかいのが特徴。そのため加工が容易であり、美しい用材を取りやすい点がメリットです。軽くて水に強いという特徴もあるため、浴室や浴槽材として多く利用されてきました。割裂性が良いという性質もあるため、桶や屋根板などの加工品にも使われています。

広葉樹(ケヤキ・クリなど)

硬さ・粘り強さ・強度の高さが特徴の広葉樹は、出荷までに多くの時間を要します。ケヤキやクリ、ナラなどの種類があり、近年では強度が高いクリが多く使用されている傾向にあります。伝統工芸品としてはケヤキ、床材やベンチにはクリが使われるなど、用途によって使い分けられています。

アカマツ

通直ではない幹が特徴の木で、強度が高いことから梁桁材などに多く使われてきた実績を持ちます。全体的に暖かみのある色合いがあり、床材としても使われているのが特徴。独自の色合いを活かして、雰囲気やデザインを重視した木造住宅をつくるのにも向いているでしょう。

信州の木材を使った家づくりのメリット

循環型社会に貢献

県産材と言われる信州の木材を使った家づくりは、地球にやさしい循環型社会への貢献のしやすさが特徴です。信州の多くの森林は、戦後に植林されて今現在大きく成長し、利用できる適期を迎えています。これらの木材を積極的に使うことによって森林は今後も元気に成長していくとともに、使われた木材は公益的な機能を発揮することが可能になるのです。

住宅家具に利用された木材は廃材になった後も木質バイオマス利用され、CO2を排出し、それを森林が吸収して成長することによって循環型社会が成立します。

木の家独自のメリット

木造住宅は鉄骨造・RC造よりも施工費用を抑えられるため、費用を抑えて家づくりをしたい人に向いています。また、調湿性・通気性が高いため高温多湿な日本の気候にも適切と言えるでしょう。

断熱性にも優れているため、夏は涼しく冬は暖かい住環境が期待できます。また、木材は一定以上の厚みになれば燃えにくいという性質上、耐火性にも優れている点も強みです。

木造住宅と鉄筋住宅の違いを見る

補助金の概要

信州健康ゼロエネ住宅指針の基準に適合し、なおかつ県産木材を活用した住宅を新築する際には、家づくりに補助金を利用することが可能です。助成金の交付対象となる住宅は適宜見学会なども行われているため、事前に住宅会社を調べて家づくりを依頼することもできるでしょう。

補助金上限額

基準毎の基本額に、選択項目に応じた金額を加算

(ただし、地域条件等により再生可能エネルギー設備等の設置をしない場合は( )の助成金額となります。

補助金申請の要件

基本項目【必須】
要件・加算額

助成対象者

以下の(1)~(3)のいずれかに該当する県内に主たる事務所を置く者(ただし、(2)及び(3)はZEH化リフォームに限る)

申請の受付日

※参照元:長野県公式HP|信州健康ゼロエネ住宅助成金(https://www.pref.nagano.lg.jp/kenchiku/kenkozeroene/joseikin.html)

信州木材認証製品について

信州木材認証製品とは、信州木材認証製品センターが一定以上の品質基準を満たした信頼の製品であると認証した県木材のことです。長野県産のカラマツやヒノキ、スギ、アカマツなどを材料にした製品が例として挙げられており、乾燥・品質・寸法などについて厳しい基準をクリアしています。

水分管理がしっかり行き届いた木材を使用できるため、扉やふすまの不具合が発生を抑えるほか、湿気対策にも高い効果を期待できるでしょう。

※参照元:信州木楽ネット|信州木材認証製品(https://shinshu-kiraku.net/intro/ninsho.html)