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長野県で注文住宅を建てる際に必要な費用と、その相場についてまとめています。
注文住宅を建てるには、家そのものの建築費のほかにさまざまな費用が必要となります。その総費用を構成しているのは、本体工事費・別途工事費・諸費用・土地代。その中の1つである本体工事費とは建物本体の工事費のことで、基礎工事・仮設工事・屋根工事・外壁工事・内装工事・建具工事などが含まれます。建物以外の庭・ガレージといったものにかかる費用は含まれません。
ちなみに、2024年の長野市の坪単価は19万8,100円(※1)。長野県の敷地面積の平均が592.7㎡(179.29坪)(※2)、本体工事費は平均3,948.6万(※2)ほどになります。家を建てる土地や設備などによって総費用は異なりますが、ひとつの目安としてみるとよいでしょう。
※1 参照元:土地代価格相場(2024年のデータ:https://tochidai.info/nagano/nagano/)
※2 参照元:フラット35利用者調査(2023年度 のデータ:https://www.jhf.go.jp/about/research/2023.html)
別途工事費用とは、建物本体以外にかかる工事費用。総費用の15?20%が目安となります。別途工事費用に含まれるものは、既存の建物を解体する「解体工事費」、地盤を補強する「地盤改良工事」、空調や上下水道といった「設備工事」、電気の配線やコンセントを取り付ける「電気工事」、カーテンやブラインドなどを設置する「カーテン工事費」、門やアプローチなどを整える「外交工事費」などが一般的。
新居での生活をスタートさせるために必要なものばかりなので、見積もりにすべて入っているかきちんと確認しておきましょう。
諸費用とは、物件を所有する前後に必要となるお金のこと。総費用の5?7%が相場となっていますが、諸費用のみで数百万円かかるケースもあるため、10%ほど見ておくと安心でしょう。
内訳として挙げられるのは、登記手数料・住宅ローン保証料・仲介手数料・不動産所得税・登録免許税・固定資産税・都市計画税・保険料など。新居完成まで仮住まいとなる場合は引き渡しまでの家賃や光熱費、引っ越し費用も考慮する必要があります。
火災保険や地震保険など購入した物件に対して保険加入が必要なときに支払う費用のこと。保証内容と保険期間により支払う金額が変わります。
法務局に支払う登録免許税と手続きをしてくれる司法書士の手数料となる費用です。
借り入れするために保証会社の保証が必要なときに保証会社に支払う費用のこと。ローン保証料は住宅ローンを保証してくれる保証会社に対して支払います。
不動産会社を通じて売買したときに成功報酬として不動産会社に支払う費用。成功報酬のため売買契約が成立した場合に発生し、宅地建物取引業法により手数料の上限額が決められており、売買契約時と引き渡し時に分けて支払われることがほとんどです。
※仲介手数料の上限は「取引価格×3%+60,000円」(消費税別)
土地・建物の取得をした場合に課税されるもの。所定の要件を満たせば軽減措置が設けられています。
不動産を購入したり住宅を建築したりするときには登記を行いますが、土地や建物を登記するときにかかる税金。登記の種類と税率が異なるため、購入する不動産によって変わります。
毎年1月1日現在での土地、家屋(家、マンション、店舗、工場、倉庫など)、償却資産(土地、家屋以外の事業用資産)の所有者に課せられるもので、固定資産評価額を基準に算出された税金のことを言います。固定資産のある市町村(東京23区は東京都)が徴収します。
都市計画税は、都市計画事業や土地区画整備事業の費用に充てられる税金です。購入する土地・不動産が市街化区域外にある場合は対象外。上限は固定資産税評価額×税率0.3%です。
土地を購入して注文住宅を建てる場合、この土地代の割合は予算の多くを占めてきます。購入するエリアによって土地代は異なりますが、長野市の相場は1坪あたり19万8,100円。
参照元:土地代価格相場(2024年のデータ:https://tochidai.info/nagano/nagano/)
このデータをベースにおおよその土地代を算出できますが、地盤が弱い場合は補強するための工事費用が別途必要となります。土地代だけでなく、トータルでいくらかかるのかを把握しておくことが重要です。
注文住宅を建てる前に知っておきたい基礎知識について見ていきましょう。
長野市で家を建てることを考えた時に、気になるのが長野市の地価平均。ここでは、2021年公示地価をもとに、エリア地価ランキングをまとめています。
ランキングの結果をもとに、各エリアの特徴についても分析しています。
長野県には、新しい住まいづくりやリフォームを考えている人などに対する、さまざまな助成金制度が用意されています。
ここでは、長野県で設けられている「信州健康エコ住宅助成金」や環境配慮型住宅助成金のほか、長野市、松本市の助成金制度についてまとめています。
住宅を購入したことによって、現金をもらえる制度である住まい給付金。
ここでは、住まい給付金としてもらえる給付額や給付条件のほか、申請方法についてもまとめています。
長野県では、対象者であれば、住宅ローン控除を受けることが出来ます。
ここでは、長野県で受けることのできる個人市民税・県民税(住民税)の、住宅借入金等特別税額控除(住宅ローン控除)について、条件や算出方法などをまとめています。
不動産を取得すると支払う義務が発生する「不動産取得税」。
ここでは、不動産所得税を納める対象者や納める税額など、不動産取得税に関することについてまとめています。
具体的に費用別で見た注文住宅の施工内容とポイントを見ていきましょう。
「若く予算も少ないが、自分の家を建てたい」「子供にまだまだお金がかかるので、家にかけるお金はなるべくおさえたい」「家のローンはなるべく早く完済させたい」など、コストをおさえた家を考えている方には、1,000万円台という低価格で建てられる家がおすすめです。
1,000万円台で家を建てるためには、建築費をおさえたり建築資材の仕入れの工夫により材料費を安くしたり、設計から施工、現場管理まで自社内で行い中間マージンを省いてくれる会社へ依頼することで実現可能になります。
長野県に本社があり、公式HPに税込1000万円台のプランが明示されている会社の中から、長野の着工坪数平均35坪(※)のプランがある会社を3社紹介します。(2021年5月時点の情報)
※参照元:国土交通省土地・建設産業局長RBA野球大会HP(https://www.rbayakyu.jp/rbay-kodawari/item/4791-1-30/)
JUST PIA HOUSE
窪田建設
ライヴィング
※坪単価は、35坪プラン価格から算出しています。
1,000万円台で自分の理想が叶う
長野のローコスト住宅会社
3選について詳しく
予算配分のメリハリをつけることでこだわりと夢を実現できる価格帯です。2,000万円台の家は1,000万円台に比べれば予算に余裕はあるため、シンプルな中にもこだわりを入れてみたりどこか1点にお金をかけてみたりと選択肢に楽しみな幅が出てくるでしょう。しかし、叶えられる希望が出てくると次々と夢を盛りこんでしまうことによって気がつけば予算オーバーになっているという事が起こりやすいことも。
希望のすべてを実現することはできないかもしれないが、内装は安価なものにしてシステムバスはミストサウナなどの機能もあるグレードの高いものなど、予算配分を工夫できます。家はシンプルな造りにして予算を残し家具にこだわり家全体の統一感を出して見栄えをアップさせることもおすすめ。
3000万円前半は平均的なグレードと広さの家を建てられる価格帯、3000万円後半は平均よりも設備や建築資材のグレードをアップさせたり家の大きさを広げたりすることが可能です。
すべての希望を高いグレードで叶えることはできないが、お金をかけるところとコストをおさえるところのバランスをとることがポイント。好きなデザインや間取り、憧れの設備などを導入できるでしょう。
ほかにプランの設計がなかなか決まらなくて困る価格帯でもあるため、家族の希望やライフスタイルなどを考えてなにを第一優先に考えるかを検討してみましょう。
さまざまなプランが実現可能になる価格帯。延床面積100?120m2(30坪?40坪程度)の注文住宅とすると、建築価格4,000万円台は予算に余裕があるラインです。
さまざまな希望を盛り込んだこだわりの家はたいてい4,000万円を上回る建築費。言い方を変えると、4,000万円台の家はさまざまなプランが実現可能といえるでしょう。
家の外観のデザインを個性的なものにしたり設備を高性能なものにしたり。施工に手間も時間もかかる自然素材をふんだんに使用して、内装と施工などに予算をかけることができます。