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ここでは長野エリアの長野市・松本市・上田市・佐久市の総合病院についてまとめています。各病院の特徴や所在地を紹介しているほか、その近隣地域の特徴も紹介。病院の近くに住むメリット・デメリットなどもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
JR長野駅から車で約5分、徒歩約20分の立地にある総合病院です。長野市街地の中心に位置しており、ICUやHCUなどをもつ急性期病院として発展。「人が人として尊重される医療活動を通して、誰もが住みよいまちづくりに貢献する」という基本理念のもと、45年以上に渡って地域の医療を支えてきました。
とくに循環器系疾患の診療実績が豊富。また、診療所や介護施設、訪問看護ステーションなどを展開しているのも特徴です。
※参照元:長野中央病院(https://www.nagano-chuo-hospital.jp/)
長野中央病院のある西鶴賀町は、飲食店や商店、職人の街として発展してきました。昭和の高度経済成長期には、駄菓子屋やパン屋、床屋などが並び、下町のような雰囲気があったといいます。
現在でも昭和の名残を感じさせる店があるものの、空き店舗やコイン駐車場へと変化した店舗も。しかし、西鶴賀町には長野中央病院のほかにも大規模な県営住宅や長野市役所、イベントホールなどがあるうえ、善光寺や長野駅から徒歩20分程度の好立地であるという魅力もあります。
松本電鉄上⾼地線「波⽥駅」から徒歩1分の立地にある、松本市立病院。1948年に旧波田村の国保直営診療所を開設したことから始まり、改称や移転改築を経て現在の松本市立病院となりました。そして、2028年3月の開院を目指して「新松本市立病院」の建設計画が進められています。
地域に密着したコンパクトで多機能な新病院を実現するため、急性期から回復期、慢性期医療、訪問診療まで幅広く提供。患者さんにとって身近で愛され慕われる病院を目指しているのも特徴です。
※参照元:松本市立病院(https://www.mt-hsp.jp/index.php)
2010年3月31日、波田町が松本市に合併されたことで松本市波田地区が誕生しました。松本市の中心市街地から西側に位置しており、豊かな自然が魅力的。アルプスの麓の地域であり、平坦地と山岳地帯、山麗平地から成り立っています。
肥大な大地と梓川の清流に恵まれているため、りんごや梨、桃、ぶどう、稲作といった農産物が豊富。なかでもスイカは波田地区を代表する全国ブランドとなっています。
信州上田医療センターは、1997年7月1日に国立東信病院と国立長野病院が統合したことで誕生しました。現在では、がん治療や循環器病を対象とした高度救急医療のほか、難病や周産期の総合的医療を提供しています。
アクセスは、電車とバスの利用が便利。JR北陸新幹線・しなの鉄道・上田電鉄別所線「上田駅」で降りたらバスに乗り、「信州上田医療センター前」で下車します。
※参照元:信州上田医療センター(https://shinshuueda.hosp.go.jp/index.html)
信州上田医療センターのある上田市緑が丘は、スーパーや金乃比羅神社などがある住みやすい地域です。
1944年に20床の病院として開院し、成長を続けてきた佐久総合病院。予防医療の先駆者である若月俊一医師が発展させた病院としても知られています。自院の役割を「地域や社会のニーズに深く応える医療活動の実践」だと考えており、開院当初から一貫しています。
なお、佐久総合病院グループでは、高度急性期・専門医療を担う「佐久医療センター」と本院で機能を分けています。佐久市臼田にある本院では、慢性疾患の診療や在宅医療、健康づくりなどを担っています。
※参照元:佐久総合病院(https://sakuhp.or.jp/honin/index.html)
佐久総合病院(本院)のある佐久市臼田は、長野県の東端佐久平のほぼ中央に位置しています。総面積の多くを森林が占めており、豊かな自然に恵まれた農山村地区として知られています。以前は稲作が中心でしたが、りんごやプルーンなどの果樹も栽培。
また、幕末最後の城郭となった五稜郭・龍岡城や新海三社神社、うすだスタードームや臼田宇宙観測所などがあることも特徴です。
今は健康な方でも、今後病気やケガで病院に通う可能性があります。とくに老後は、病院に通う頻度が高くなるでしょう。通院に時間や手間がかかることは予想以上に負担になるため、自宅の近くに医療施設がある方が安心です。かかりつけ医になりそうな医療機関や総合病院など、自宅から苦労せずに通えるかどうかをチェックしておきましょう。
なお、自宅近くに救急病院がある場合なら、休日や夜間でも受診しやすいというメリットもあります。ただし、騒音が気になる・車や人の行き来が気になるといったデメリットもあるため理解しておきましょう。
救急病院が建つ立地は、交通の便が良いことが多いです。その理由として、まず、交通の便が良ければ急患をスピーディに搬送できます。また、主要幹線道路や高速道路のインターチェンジの近くに救急病院があれば、多くのエリアをサポートできるからです。
また、主要幹線道路沿いにはスーパーなどの規模の大きな店が多く立ち並びます。救急病院のあるエリアに住むことで、通院や買い物の利便性を確保できるかもしれません。
先述していますが、自宅近くに救急病院があることで騒音等に悩まされる可能性があります。1日に何回も鳴り響く救急車のサイレン音は、夜でも聞こえてきます。
また、入院患者や外来受診者によって、車や人の行き来が多くなります。救急病院付近の道路が渋滞してしまうことも珍しくないでしょう。
なお、救急病院においては、「自分や家族が受診する可能性がそれほど高くない」という点にも注目。緊急の場合は救急病院を受診する可能性が高いものの、診療内容によっては他の総合病院等の受診を勧められる可能性があります。つまり、「いざという時は非常に便利であるものの、通常はあまり受診しない病院が側にある」ということになります。
「老後のことを考えるなら、公共交通機関が充実しているエリアに住むべき」。これは、多くの人が耳にしたことがあるでしょう。シニア世代になると、車の運転が難しくなります。「事故を起こす前に、免許を返納してしまおう」という方も増えていますよね。
自家用車という移動手段を失った後は、バスや電車などの公共交通機関を利用することになります。ちょっとした用事でも徒歩では困難な場合があるため、公共交通機関が充実していることは大切。老後の住み替えでは、検討中の地域の公共交通機関の充実度をチェックしておきましょう。
仕事を退職した後、趣味を楽しむ時間をもてたら素敵ですよね。とくに住み替えで新天地に移住した場合、趣味を楽しめる場所が近隣にあることが重要。気軽に通える範囲に趣味を楽しめる場所があれば、老後の時間がより一層豊かになるでしょう。