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こちらのページでは、注文住宅における和室の相場や施工ポイント、施工事例についてまとめました。
和室の相場は、求めるものによって金額が大きく変動します。なので、「和室の相場は〇万円くらい」と言うのは非常に難しいです。
たとえば、一室に畳を引いただけの「和室風」だと、費用はあまりかかりません。逆に独立した本格的な和室を設ける場合は、費用が高くつきます。
そして、和室にかかるそのほかの費用も忘れてはいけません。畳は、安いもので1畳2,000?3,000円くらいですが、グレードが上がると1畳5万円近くするものもあります。ほかには、壁材、襖(ふすま)、障子、床柱なども、材料によって値段が大きく変化。
基本的には、自分の予算に応じて、条件に合う和室をつくる形となります。
和室は、ほかの部屋と比べると使用頻度が少ない傾向にあります。和室があると、客間としての使用できたり、和を感じる癒しスペースとして機能したりします。とはいえ、使用機会が多いわけではないので、延床面積に余裕がないときは、作らないのもひとつの手。
「和室が欲しいけど面積に余裕がない」ときは、寝室としての併用も検討してみてください。
人によっては、あまり使わないことを想定して、和室をサイズを小さめにするケースがあります。しかし、予定が変わって、将来的に和室を多用する機会が出てきたときは、狭すぎて不便を感じることになるかもしれません。和室をどのような用途で使うかをよく考えたうえで、広さを決めるようにしましょう。
現在の和室のデザインは、昔ながらの日本らしさを感じるものからモダンなものまで、さまざまです。まずは、施工事例などを見て和室のデザインをよく確認しましょう。畳や壁紙など空間に印象に与える影響が大きいものは、自分の好みをしっかりと把握してから選ぶとよいでしょう。
引用元:ココスマ!注文住宅(https://chumonjutaku-cocosma.jp/estate/74/bdata/499?img=5251)
施主の希望であった、庭が見える和室を実現した注文住宅。和室からは、庭の美しい景色を眺めることが可能です。部屋の床柱や障子などの箇所には、木材がふんだんに使用されています。その中でも、特に目を引くのが、寺や神社にも使われていることが多い格天井。格子状にデザインされた天井は、空間のなかに気品の高さや風格を演出しています。
引用元:ハウスネットギャラリー 注文住宅(https://www.hng.ne.jp/case_detail35-48.html)
和の趣を感じさせる落ち着いた色合いがつかわれている和室。その中で、個性を出しているのが自然素材が使われている壁です。この壁には、断熱・調湿効果を備えている薩摩中霧島壁が塗られていて、視覚的に楽しめる見た目の仕上げとなっています。床の間にある中心に穴があいている黒い置物は、和室に現代風のシックな雰囲気をプラス。
引用元:ココスマ!注文住宅(https://chumonjutaku-cocosma.jp/estate/80/bdata/403)
古くからある日本建築の伝統を思わせる、シンプルさの中に洗練されたうつくしさを持つ和室です。全体的に木の素材のぬくもりを感じることができる空間となっています。床の間や床脇の周りに使われている色合いの濃い木材は、力強さや重厚感を演出しています。落ち着いて和の雰囲気を味わうことができる心地よい部屋を実現。
引用元:ハウスネットギャラリー 注文住宅(https://www.hng.ne.jp/case_detail6-7.html)
和室に取り入られている設計は、近代風な印象を感じさせます。カーブを描く天井に設置されている間接照明は、やさしい光で周囲を照射。そして、もうひとつ目を引くのが壁側のスペースに造られている広々とした床の間です。シンプルな見た目の床の間に採用されている白と黒の色合いが、和室の中に洋風な雰囲気を融合しています。
引用元:住まいNET信州<長野>(https://www.sdc-project.jp/nagano/details/2131/)
多量の木材が使用されている「木の家」の中に、設けられた和室。床と天井からは、木の素材が持つナチュラル感や木目を堪能できます。部屋は、現代風のシンプルで上質な雰囲気が感じられるデザイン。吊り収納下部の間接照明は、空間に赴きのある味わいを演出しています。引き戸を戸袋に収納することで、用途に応じて和室の形を変えることが可能。