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長野で注文住宅を建てるにあたり、住宅ローンの利用を検討している方がほとんどでしょう。ここでは、長野で住宅ローンを借りられる金融機関の情報やローンの組み方・返済のポイントを紹介します。
住宅ローンを借りる際の参考になるように、各金融機関が取り扱っている住宅ローン商品の特徴や利率をまとめました。
長野銀行ではさまざまな住宅ローン商品を取り扱っており、希望の借入額や条件などをもとに最適な住宅ローン商品の提案を行っています。
女性向けの住宅ローン商品もあり、借入期間中に出産・育児で長期休暇を取得する場合は最長1年間の元金据置が可能。元本の返済猶予に係る条件変更を手数料無料で行えるほか、人気の家電や美容グッズを6ヶ月無料で利用できるなど女性に嬉しい特典が用意されています。
住宅ローンの融資金額は最高1億3,000万円で、最長40年まで利用することが可能。保証会社の保証を利用するため、保証人は原則不要です。住宅ローン関連の保険商品も充実しており、がん団信プラスや生活習慣病団信、八大疾病補償付債務返済支援保険などの団体信用生命保険や債務返済支援保険も利用できます。
【変動金利型】
【固定金利選択型】
※参照元:長野銀行(https://www.naganobank.co.jp/site/support/rate.html)
長野県JAバンクではJA住宅ローンを取り扱っており、住宅の新築・購入資金や住宅取得に関わる諸費用(家具・家電の購入費用など)を含めて最高1億円の融資を受けられます。借入期間は最長40年間のため、ゆとりをもって資金計画を立てることが可能です。
JA住宅ローンの金利タイプは「固定変動選択型」「変動金利型」「固定金利型」の3つ。固定変動選択型は3年・5年・10年・15年・20年から選択でき、固定期間が終了するごとに金利タイプを再度見直せます。
長野県JAバンクの住宅ローン商品の利率は、お住まいの地域によって異なります。公式HPの金利チェック仮申込みページからお住まいの地域の金利を検索するか、お近くのJA店舗の窓口でご確認ください。
長野ろうきんの住宅ローンでは従来の「固定金利選択型」「全期間固定金利型」「全期間固定変動型」の3種類の金利タイプに加え、全期間変動金利型と全期間固定金利型の良いところを組み合わせたミックス型を新たに提供。ミックス型なら、それぞれの金利タイプの特徴を取り入れた返済が可能となります。
長野ろうきんの住宅ローンは携帯やパソコンから一部繰り上げ返済ができ、さらに手数料も無料。また、団体信用生命保険付きで、上乗せ金利の負担もありません。そのほか、若い世代や子育て世代のマイホーム購入を応援するために、30歳以下や18歳未満のお子さんがいる方を対象とした金利引下げ制度も用意されています。
【全期間変動金利型】
【全期間固定金利型】
【固定金利選択型】
※参照元:長野ろうきん(https://www.nagano-rokin.co.jp/kinri/mortgage_kinri/)
八十二銀行では夫婦連帯債務住宅ローンや親子二世代住宅ローンを扱っており、「夫婦で返済したい」「親子で協力して返済したい」などのニーズに対応することが可能。また、疾病保障付き住宅ローンなら、がん・脳卒中・急性心筋梗塞の三大疾病に加え、高血圧症や糖尿病など5つの重度慢性疾患、日常の病気やケガまで充実した保障を受けられます。
インターネットバンキングで一部繰り上げ返済や金利変更の手続き無料で行えるほか、八十二銀行のATM利用手数料がいつでも無料になる嬉しい特典も用意されています。
【変動金利型】
【固定金利選択型】
※参照元:八十二銀行(https://www.82bank.co.jp/rate/loan.html#anc01)
長野信用金庫では、しんきん住宅ローンをはじめ、無担保型住宅ローンや無保証型住宅ローン、フラット35などの住宅ローン商品を取り扱っています。公式HPで住宅ローン相談も受け付けており、自分の都合に合わせてWEB相談受付相談サービスや訪問相談サービス、来店相談サービスを利用することが可能。また、借入後の返済計画の見直しの相談にも対応してもらえます。
【変動金利型】
【固定金利選択型】
【全期間固定金利型】
※参照元:長野信用金庫(http://www.nagano-shinkin.jp/kojin/loan/housing/plan/)
けんしんBANKでは、けんしん住宅ローンをはじめ、全国保証付けんしん住宅ローンやけんしんフラット35、ジャックス保証付住宅ローン、リフォームローンを取り扱っています。けんしん住宅ローンの融資金額は50万以上~2億円以下で、融資期間は35年以内(中古住宅の場合は25年以内)です。団体信用保険の保険料は、けんしんBANKの負担となります。
【変動金利型/住宅ローン】
【変動金利型/ジャックス保証付住宅ローン】
【固定金利選択型/住宅ローン】
【固定金利選択型/ジャックス保証付住宅ローン】
※参照元:けんしんBANK(https://www.naganokenshin.jp/pages/kinri-loan-rates)
住宅ローンを借りるうえで知っておきたい、ローンの組み方や返済方法のポイントを解説します。
住宅ローンを組むにあたり、まずはどの金利タイプで借り入れをするかを決めましょう。住宅ローンの金利タイプは、大きく分けて「全期間固定金利」「変動金利」「固定金利選択」の3つ。それぞれの金利タイプの特徴は以下の通りです。
金融機関によってお得に利用できる金利タイプが異なるほか、限られた金利タイプしか扱っていないところもあります。そのため、自分のライフスタイルに合った金利タイプを選んだうえで、そのタイプでお得にローンを組める金融機関を探すと良いでしょう。
金利タイプを決めたら、次は住宅ローンを借りる金融機関を選んでいきます。住宅ローンの借入先は、大きく分けて「民間融資(民間ローン)」「公的融資」「フラット35(協調融資)」の3つです。住宅ローンの借入先としてイメージされやすいのは、銀行などの民間の金融機関から融資を受ける民間融資でしょう。
それぞれの金融機関で扱っている金利タイプが異なり、たとえば変動金利や固定金利選択を選ぶなら、商品の選択肢が多い民間融資がおすすめ。全期間固定金利の場合は、フラット35も検討してみると良いでしょう。また、勤務先で財形貯蓄制度を利用できるのであれば、財形住宅融資という選択肢もあります。
ボーナスなどでまとまったお金ができた際、繰り上げ返済を検討する方もいるでしょう。繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2つがあり、お得な返済につながるのは期間短縮型です。
期間短縮型は毎月の返済額はそのままで、繰り上げ返済した分の期間を短くする方法です。もう一方の返済額軽減型は、借入期間はそのままで、毎月の返済額を安くできる方法になります。借入期間が短くなる期間短縮型のほうがトータルでの返済額が安くなるため、お得に返済したいのであれば期間短縮型を検討しましょう。
繰り上げ返済するタイミングは、住宅ローン控除の終わった11年目または14年目がおすすめです。なぜなら住宅ローン控除の適用期間内に繰り上げ返済した場合、住宅ローンの年末残高が減るので、住宅ローン控除で受けられる恩恵が少なくなってしまうため。住宅ローン控除が終わったタイミングで繰り上げ返済することで、住宅ローン控除の恩恵を最大限受けながら、返済が可能です。
一方で、住宅ローン控除が終わると当然ながら控除を受けられなくなるため、実質的な負担増とも考えられるでしょう。住宅ローン控除がちょうど切れるタイミングで繰り上げ返済を行い、そのうえで返済額軽減型を選ぶことにより、増えた負担を和らげることができます。
住宅ローンの繰り上げ返済を検討するにあたり、住宅ローンが個人ローンのなかでも基本的に金利が低いということは、押さえておくべきポイントです。たとえば手元にまとまった余裕資金があって自動車の購入も考えている場合、一般的に住宅ローンよりも金利の高い自動車ローンを組むよりも、購入費用にあてたほうがお得になります。
ただ、住宅ローンは借入期間が長いので、長期的に見るとトータルでの金利負担分は住宅ローンのほうが高くなることも少なくありません。そうしたことも踏まえて、住宅ローンの繰り上げ返済をするべきかどうかを総合的に判断することが大切です。