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長野の気候はどう?

海に一切面しておらず、内陸特有の気候といわれている長野の気候について特徴を紹介します。季節別に長野の気候をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【季節別】長野の気候の特徴

長野は1年のうちで最も高い気温と最も低い気温の温度差が、沿岸部に比べて大きいといわれています。長野は全体的に標高が高く、寒冷な気候が特徴です。さらに冬には雪が降るため、気候には大きな変化があります。ここからは、季節別に長野の気候の特徴を解説します。

長野の春

長野の春は、季節の進み具合が速い時期です。発達した低気圧が通過すると、強い風が吹くこともあります。4月でも月初は比較的寒く、月末になると春らしい気温になります。気温の変化が大きい春は、雪崩が起きやすい季節です。長野でも積雪の多い地域では、春にかけて雪崩が起きやすくなります。

桜が満開になるのも4月の中旬が平均となっており、4月の中旬から下旬が見頃です。温暖な地域と比べると、春の訪れは遅いと言えるでしょう。とくに朝晩は春でも冷えやすく、寒さが際立つ日もあります。

長野の夏

1年を通して雨が少ない長野ですが、初夏には雨や曇りの日も多くなります。長野県内で1日続くような大雨は、県の西側山沿いで多く見られます。

気圧の状態によっては、猛暑日が続くこともあります。涼しいイメージのある長野ですが、県内でも気温には地域差があります。県全体で見た場合の温度は、東京や大阪と比較すると低めです。しかし、真夏日や猛暑日といわれる日もあります。標高が高い場所では涼しさを感じることが多いでしょう。このような地域は、避暑地としても人気です。

長野の秋

長野は寒冷な気候ということもあり、晩秋になると冷え込みやすいでしょう。9月ごろになると朝晩にひんやりした空気を感じられます。天候によっては肌寒さを感じる日もあるほどです。11月にもなると、最低気温が氷点下になる日もあります。

秋になると、台風の影響で大雨が降ることもあります。台風のコースによっては、災害をもたらすこともあるので注意が必要です。秋は霧の季節でもあります。とくに盆地では霧が発生しやすく、月の半分以上の日数で霧が発生することもあります。

長野の冬

長野では、12月にもなると本格的な冬です。とくに北部では雪の日が多く、降雪量も増えます。一方で、中部・南部は北部ほどの降雪はありませんが、大雪となることもあります。雪のイメージが強い長野ですが、すべてのエリアで毎年大雪が降るわけではありません。内陸に行くほど雪の頻度は減少しますが、全く降らないということは基本的にはないでしょう。長野県内でも地域によって積雪量が異なるため、住む地域によって対策を講じる必要があります。

長野で気温が下がるのは、2月上旬です。標高の高い地域では、北海道並みの寒さになることもあります。多くのエリアでは最低気温がマイナスになることも多く、厳しく冷え込むでしょう。東京や大阪などと比べると、寒さが際立ちます。

長野の冬は、空気も乾燥します。雪雲は水分をほとんど雪をして降らせてしまうため、乾いた空気が平地を吹き抜けるためです。空気が乾いていると、放射冷却によって地表面の温度が次第に減少し、さらに冷え込みを厳しいものにします。

寒さが厳しく積雪量の多い長野ですが、その雪は良質です。パウダースノーを求めて、多くの方がウインタースポーツのために長野を訪れます。

長野の気温

長野の気温は、1年の最も高い平均気温と最も低い平均気温との差が高いといわれています。また、1日の気温差も大きく、日中は暖かく朝夕は冷え込むことが多々あります。

長野は同じ県内でも南北に経度差がある地域です。複雑な地形になっているため、エリアによっても気温が大きく異なります。気温の分布は標高によって決まります。山地では気温も低く積雪量も多いですが、盆地では比較的暖かく積雪量も少ないのが特徴です。

内陸地でもあるため、冬の寒さは厳しいものがあります。気温は日常的にマイナスになりますが、3月ごろから急速に気温が上がり、春の気候へと変化します。夏は暑くなりますが、9月になると気温が急激に下降し始めるので、足早に冬が訪れるでしょう。

長野の降水量

長野は比較的雨の少ない地域となっています。内陸地であり山に囲まれている地形であることから、気圧や前線の影響を受けにくいためです。とくに長野県の盆地は雨が少なく、北海道や瀬戸内海とも並ぶ少ない降水量になっています。

ただし、長野県内でも地理的条件によって降水量に差があります。東信地方・北信地では降水量が少ない傾向ですが、中信地方・南信地方では一部地域を除いて比較的降水量が多い傾向があります。

長野の日照時間

長野は雨が少なく、日照時間の多い地域です。その日照時間は、瀬戸内海と並ぶほどとされています。とくに長野県の中部・南部では日照時間が多くなっています。北部での日照時間が少ないのは、冬の季節風によって雲が多く発生し、降雪量が多いためです。

長野の風

山に囲まれている長野県は、風が弱い地域です。とくに盆地では風が弱くなっています。しかし、場所によっては「谷風」が強く、日中に局地的な「熱的低気圧」が発生すると、昼過ぎから夕方まで強く風が吹くところがあります。強い風は、3月から4月にかけて吹くことが多いです。長野は複雑な地形をしているため、地域特有の風が吹くこともあります。

冬型の気圧配置が続く冬は北寄りの風、夏には太平洋高気圧から南寄りの風が吹きます。寒冷前線が通過した後には北部で強い風が吹くこともあります。北海道に東海上に高気圧、西日本から低気圧が進んでくると、上田から信濃町にかけて風が強くなります。

南部は比較的風が弱いのが特徴です。それでも、冬には気圧の関係で強く風が吹く場所もあります。県内で風が強く吹くのが中部です。日本海の低気圧の影響も受けやすく、松本あたりでも南の風が強く吹きます。